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一丁裏
万葉集.まんえふしふ巻頭.くわんどう長歌.ちやうかの軆.ていなり。凡.およそ和語.わごと
梵語.ぼんごとは。其.その軆用.たいゆう等.ひとしきゆへに。過去.いにしへの祖
師.そし等.とう。おほく和歌.わかをもつて。能.よく佛法.ぶつはふ深妙.じんめう
の理.りをあらはしたまふなり。此故.このゆへに古歌.こかに
言霊.ことだまのさき.幸はふ國.くにとよみ。佛神.ぶつしんも感應.かんおう
したまふは和歌.わかなり。且.かつ唐帝.たうていは。大師.だいしを五筆.ごひつ
和尚.おしやうと勅諚.ちよくぢうあり菅丞相.かんしようじやうは。類聚國史.るいじゆこくしに讃美.さんび
し給ふ。書法.しよはふ絶妙.ぜつめうの中に。わきて草聖.さうせいと称.しよう
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