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二十八丁表
 阿.あの声.こゑ也。又吸.ひくいきは自然.しぜん吽.うんの声.こゑ也。阿.あじには
 一切.さいの經論.きやうろんをふくめり。吽.うんじ阿かうま.あかうま四字.よじ
 を合.あはせたる字
.じ也。この字.じに諸法.しよはう実相.じつさうの義.ぎ。菩提心.ほだいしん
 の義。師資.しし相承.じやうの義.ぎ。因行果等.ゐんぎやうくわとうの一切の義.ぎを。吽.うん
 の一字.じにこめたり。わきて菩提心.ぼたいしんの義.ぎあれば意密.ゐみつ
 なり。此心をよく得.えるときは。經.きやうをよむ時も。よま
 さる日も。呼吸.こきふ語密.ごみつあるゆへに。意密.ゐみつの観法.くわんばふ
 又身密.しんみつの印契.ゐんげいもかねて。三密.みつ平等.びやうとうの修行.しゆぎやう

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