（参）はうた俗曲名曲集（京の四季）

• 春は花、いざ見にごんせ東山、色香競そう夜桜や、浮かれヽヽヽて粋も不粋も物堅い、二本差しても柔こう、祇園豆腐の二軒茶屋、みそぎぞ夏はうち連れて、河原に集う夕涼み、ヨイヽヽヨイヽヽヨイヤサ
• 真葛が原にそよヽヽと、秋ぞ色増す華頂山、時雨を厭う唐傘に、濡れて紅葉の長楽寺、思ひぞ積る圓山に、今朝も来て見る雪見酒エヽそして櫓の差し向いヨイヽヽヨイヽヽヨイヤサ

（参）はうた俗曲名曲集（わしが国）

• わしが国さで、見せたいものは、むかしや谷風いま伊達模様、床しなつかし、宮城野しのぶ、うかれまいぞへ、松島ほとり、しよんがえ

（参）日本音曲全集四（うた澤）

• わしが国　二上り（両派）
  わしがサ、国さアで（寅）さで（芝）見せたいものは、むかしや谷風、今伊達模様、ゆかしなつかし、宮城野志のぶ、うかれまいぞえ、松島ほとり志よんがい（寅）。ほたる志よんがえ（芝）。