天満市場や！ ただし移転中やで

　天満の庶民の台所でもありキタの飲食店主達の仕入先でもある天満市場。能書はこちらを見てもらうとして、ただいま再開発のために仮店舗に移転して営業中。つぶれたのかと早合点しないように。

仮店舗南エリア中央入口	仮店舗南エリア青果売場	旧鮮魚売場前

　現在、天満市場の南側約四分の三(鮮魚エリアのほぼすべてと青果・乾物エリアの大半)が、市場の南にある延原倉庫敷地に移転して仮営業している。残りは、そのままの位置(精肉店等)や北側仮店舗で営業している。市場の南向かいに小屋がけしてキムチを売っていたおばちゃんも、少し西に移動して健在だ。

ミヨシ石鹸の看板	旧青果・乾物売場付近

　その昔焼跡に形成されたという元の売場は、南側仮店舗と北地区との間を行き来する買物客や荷を運ぶ店員が時々通る以外は、今やひっそりとしていて、解体の日を待っている。

　再開発には三年ほどかかるそうで、それまでの間、天満市場は南北に分断されたままの状態で営業を続けることになる。

　天満市場に一歩先んじる形で、北隣にあったスーパー丸正・豆腐店・キリスト教施設等の雑居ビルの建て替えが始まっている。この建物も、天満市場に負けず劣らず味のある建物だったのだが、写真に残す機会がなかったのは残念。