6F8G

6F8G

この球は、6J5相当の三極管による双三極管だ...ということは、6SN7GT(VT-231)と（トップグリッドを除き）同等ということではないのか？他方、6N7(VT-96)という球は、カソード共有の双三極管なので、6N7のシングルエンドが6SN7なのではない。
また、6F8G=VT-99であることから、この球には（6SN7GTもそうだが）対応するメタル管がないように思える。最初からＧ管として作られたのではないだろうか。１番ピンを空けてわざわざグリッドを上に出している点は、メタル管を思わせるが。
三極管グリッドのうちの一つが、トップピンに出ている。雲母板を球面内部に固定するための細い板バネが四方に取り付けられている（手前左）。