6V6GT

6V6GT

音質にあまり贅沢を言わず、特別な大音量も求めず、室内でほどほどに音が出ればいいという場合、6V6は手軽で効率がよく、使いやすい球だった。
原形はもちろんメタル管(VT-107)だが、日本ではほとんど見かけないと思う。
掲載したSYLVANIAの球は、外形は通常サイズだが、ボタンステムのため、電極位置は低くなっている。
アンプ以外の用途として、ＴＶの垂直偏向出力が挙げられている(Nostalgia Air)。ここに掲載した球も、初期の白黒ＴＶから取り出したものだが、そのセットでは音声出力に使われていたと記憶している。