二桁ナンバー管名鑑
Wunderlich Tubes

Manufacturer Vf If
29 Sylvania 2.5 1.0
69 Sylvania 6.3 0.3
70 Sparton 6.3 0.3
90 Ken Rad 2.5 1.0 KR20, Wunderlich A 6 pin
92 Ken Rad 6.3 0.4 KR22, Wunderlich A-Auto 6 pin
Wunderlich A Arcturus 2.5 1.0 5 pin + cap or 6 pin
Wunderlich A-Auto Arcturus 6.3 0.4 5 pin + cap or 6 pin
Wunderlich B Arcturus 2.5 1.0 6 pin + cap, has a additional diode
Wunderlich B-Auto Arcturus 6.3 0.4 6 pin + cap, has a additional diode

 "Wunderlich Tubes"とは、Norman E. Wunderlich により考案され、1932年頃、Arcturus および追随するいくつかのメーカーから発売された、互い違いに巻かれたダブルグリッドを持つ検波専用管の総称である。
ARCTURUS
WUNDERLICH
BY ARCTURUS
RADIO TUBE CO.
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 カソードは、内側に細いヒータを通したセラミック管を持ち、プレートは長方形。この両者は、通常の傍熱三極管に比べて、特に目立った特徴はない。

電極下部 模式図 グリッドは、片側二本の支柱に巻かれ、上下互い違いにカソードを取り巻いている。

 下の回路図のように、全波整流式のグリッド検波回路で使用される。高周波のサイクルではプレート電流がほとんど変化せず、結果として出力側への高周波の漏洩を防ぐことができるとする(<VTI><RadioNews1932.7>)。

検波回路

 "Wunderlich Tubes"は、特定の米国メーカーのいくつかのラジオに採用された("This type of tube was used in Scott, Lincoln and a few other radios of the 1930s." - by Michael Feldt)だけで終わったようだ。そのためか、詳しい特性を記した資料が不足している。


Vf If Vp Vg Ip Rp AF TC Bulb Source
WUNDERLICH
D
2.5
6.3
1.0
0.40
250
2-5 12000 12 1200 BLUE S-12 RadioNews1932.7
29
2.5 1 180 -3 4.5
30 1450
Yamakawa1995
69 H 6.3 0.3 180
275
-3
-
4.5
-
20700
-
30
-
1450
-
S12 PHILCO

 数少ない実例中では、高級スーパーの第二検波管として、おなじみの2.5V管達と共に働いている。

SCOTT
SCOTT TRANSFORMER CO.
MODEL"1933 DeLuxe" AVC Super

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