永楽園跨線橋360パノラマ

　関大自動車部の車庫がある跨線橋を北に越えると、昔は谷の最奥部だったあたりが切り通しになって、線路が続いています。線路の西は、永楽園（現西６）ですが、東側は1970年以降に開発された住宅地（月が丘北部）です。この両地区を永楽園跨線橋が結んでおり、一応車も通行可能ですが、東西とも住宅地の奥まったわかりにくい所にあるためか、人も車もあまり通りません。永楽園側は、千里山住宅地の周辺部といった表情をしており、月が丘側は、ダイラや虹が丘の方に顔を向けているように見えます。

　ここまで来ると、いかにも千里山の北辺という感じがします。実際、ここから更に山を越えると、千里ニュータウンが現れます。境界部分には、激減しているとは言え、水田・溜池・竹藪といった、かつての千里ではおなじみだった景観が見られます。

かつての千里山の北端部 大きな池があったが今では 線路敷と関大自動車部の車庫に	池跡南端の跨線橋 錆色の古風な手摺だったが 最近改修されて白くなった	永楽園住宅地だったあたり 奥に見える茂みの丘は かつての貯水施設跡らしい

　この地域は、地形的な要因で交通量が少なく、静かな感じがします。しかし、隣接地域からマンション建設や計画道路が近付いてきています。いつか、この地域も劇的に様相が変わる日が来るかも知れません。