にちご -- 松が丘ロケット公園交差点360パノラマ

　にちご（西児）は、佐井寺の集落から西の峠を越えて西へ下る大きな谷です。その上部には西児池（現グランドコーポ附近）があり、下部は現在の千里山東公園のところで上之川に向けて開いています（従って、現在の道路には、本来の谷筋と一致しない部分があります）。

　谷の中部周辺は、主として1950年代の後半以降、宅地開発が行われ、千里山の一部として松が丘になりました。1970年代の後半からは、谷の上部周辺も開発が進み、西児池が埋め立てられて、グランドコーポやスカイハイツ等が建設されました。更に、近年、佐井寺村地と隣接する上山手（山之谷）の大規模な区画整理事業の結果、佐井寺南が丘地区のマンション群が出現し、景観が一変しました。

グランドコーポ（西児池跡） 佐井寺南が丘から下る道路が 本来の谷筋に合流する三叉路	西児池南方の山「地蔵塚」頂上 「一本松」跡の水道局配水場 現在のタンクは二代目のもの	佐井寺南が丘公園（山之谷池跡） 「水」の歴史を象徴した街づくり ただし意味がわかりにくいのが難

　計画道路はここにも顔を出しています。しかし、今のところ、千里山松が丘と佐井寺南が丘は、まだあまり融合していません。佐井寺南が丘は、西（千里山）よりもむしろ南（吹田）の方に顔を向けているような雰囲気の街です。