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五丁表
合掌.がつしやうして曰.いわく第一番の御詠哥　わすれても汲.くみやしつ
らん旅.たび人の高野のおくの玉川の水　南無.なむ大師.たいし遍照金
剛.へんしやうこんがう。次.つぎに授.さづかりたる人は光明真言.くわうみやうしんごんとなふべし。又次の
寺にて第二番の御詠哥。法性.しやうの室戸.むろとといへど云云。
かく一ヶ寺に一首.しゆづゝとなへ巡.めぐりたまはゞ諸願.しよくわん成就.じやうじゆすへ
し。又此番数.ばんかすをもつて奥.おくの注.ちうを見るため也
○又大師めくりの成.なりがたき人。あるひは平生.へいぜい功徳.くどくの
ためには。宿.やどにて唱.となふへし。その時.ときは西国.さいこく巡礼.しゆんれい等.なとのごとく
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