正雀川上流と流域の池 １：菩提池 ２：佐井寺新池跡 ３：谷庄池跡 ４：海老池 ５：新池跡 ６：亥子谷池跡 ７：釈迦ヶ池 ＊：ほんぬき(くりぬき水路) Ａ：千里山ＳＡ 1885(明治十八)年測 二万分一之尺 　名神高速道路は、この地域を西南から東北に通っており、吹田SAから釈迦ヶ池[7]の中央を横切って吹田インターに至る。府道135豊中摂津線は、地図の左上隅から新池跡[5]を通り、右端の谷の出口へ通っている。

　地図の上半分は、千里ニュータウンの東南端。府道135豊中摂津線を境に、北が高野台、南が佐竹台。新池跡[5]のところで、三方からの谷が合流する。このあたりが字上正尺、亥子谷[6]より下流が字下正尺と呼ばれていた。釈迦ヶ池[7]を中心に、この地図の地域は、須恵器窯跡をはじめとして、歴史的な遺跡や遺物の多いところだ。それもあって、吹田市立博物館は、釈迦ヶ池[7]の南畔に建てられた。